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<title>愛欲と食欲の日々</title>
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<description>食とSMに関する徒然を書き綴る処。 たまにスポーツやレビュー等も思いつくまま筆の向くままというところ</description>
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<title>序章・探し人（１）</title>
<description> 　倫太郎は手元のリモコンを操作して有線放送の音量をあげる。もうこれは純粋に本音でしかないのだが、AVのような音をBGMに仕事の話に入るのが不可能だからだ。自分だって男である、そんなものが聞こえている中で冷静にというか、そっちを全く気にせずに真面目な話をしろといわれても困るのだ。特に身体の一部分が。　対する相手はというと、酒と煙草を楽しみながらぼーっと天井を眺めている。そうしていると驚く程に気配がない。
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<![CDATA[ 　倫太郎は手元のリモコンを操作して有線放送の音量をあげる。もうこれは純粋に本音でしかないのだが、AVのような音をBGMに仕事の話に入るのが不可能だからだ。自分だって男である、そんなものが聞こえている中で冷静にというか、そっちを全く気にせずに真面目な話をしろといわれても困るのだ。特に身体の一部分が。<br />　対する相手はというと、酒と煙草を楽しみながらぼーっと天井を眺めている。そうしていると驚く程に気配がない。相変わらず不気味だなぁ、と思いつつ、気を取り直して話に入る。なにより、早めにきっちり話を終わらせないと色々と恨まれかねない。<br />「じゃあさくっといっちまいますか。今回の仕事は人探しっす」<br />「・・・人探し？　樹海にいくのはイヤだぞ俺は」<br />「・・・いきなり話がそこに飛ぶアンタが大好きです」<br />「男に好かれても嬉しくない。金持ちは別だが」<br />　なんともいえない空気が部屋に満ちる。この痛々しいまでに冷え切った空気を振り払うかのように、倫太郎は愛飲しているドクターペッパーを一口含む。と、それを気配で察したのか、樹が横目で見ながらイヤそうにぼそりと呟いた。<br />「何が悲しくてそんなもん飲むんだか・・・きゅうりペプシといい、何に限らず地雷踏むの好きよね、君・・・」<br />「ほっとけっ！」<br />「まあいいや・・・で、人探しって？」<br />　空になったらしいミニボトルを名残惜しげに眺めながら樹が話を促す。倫太郎はそれに盛大な溜息で応えつつ、机の上のクリアファイルを開きながら説明をはじめることにした。<br />「まあ、この世界で行方不明とか家出なんて珍しいもんじゃないんだが、今回もそのクチだね。依頼人は田中嘉文26歳。ま、普通のサラリーマンだな。で、近々結婚を考えていた相手が行方不明になったんで、警察にも届けたが探して欲しいって話だ」<br />「ふーん・・・こんなとこにまで来るってことは、そこそこ裕福ってことか・・・で？」<br />「探して欲しい相手ってのは、新条深冬２２歳、依頼人とは同じ大学の出身で、付き合いは学生時代からだそうだ。詳しいプロフはこれに目を通しておいてくれ。写真は一月前のものらしい。ま、取り立てて美人って訳でもないが育ちはよさげな感じだな」<br />　と、珍しく樹が立ち上がって倫太郎の前に来ると、無言で手を差し出す。それがファイルを見せろという意味だと気付くのに数呼吸ほどの時間を要した。倫太郎は意外に思いながらファイルを差し出す。この男が自分から資料を即座に見ようなどというのは滅多にないのだ。<br />「珍しいな・・・女だから、じゃねえよな・・・？」<br />「・・・なるほどな・・・全身写真あったらあとで要求しといてくれ。で、これ、金はいくらよ？」<br />　ひとりで納得している樹を訝しく思いながらも素直に答える。<br />「起源が切られてないんで、とりあえず2ヶ月ってことで、前金として50万経費としてもらっている。後は後日、だな」<br />「そうか・・・じゃあそれとりあえずよこせ」<br />「・・・・・・・・・全部か？」<br />「そう言いたいところだが、仕方ないから経費は認めてやる、４５でいい」<br />　再びなんともいえない沈黙が二人の間に満ちる。<br />「樹さん、一応尋ねるが、俺達“共同経営者”だよな？」<br />　なんともいえない視線で尋ねる倫太郎に無言で首肯する樹。<br />「樹さん、一応尋ねるが、これって俺がとってきた仕事だよな？」<br />　なんともいえない口調で尋ねる倫太郎に無言で首肯する樹。<br />「樹さん、一応尋ねるが、これって必要経費なんだよな？」<br />　なんともいえない空気で尋ねる倫太郎に無言で首肯する樹。<br />「なんでそれでほとんどアンタに渡さにゃならんのだ！　折半が基本だろうが！　アンタ人として間違いまくってるぞっ!!」<br />　思わず立ち上がって叫ぶ倫太郎だが、それを見つめる樹の視線は冷めたものだった。むしろ、呆れているといってもいいだろう。それに僅かに怯んだ倫太郎に軽い溜息で樹が答える。<br />「まあ、言ってもしょうがねえから諦めてはいるんだが、これ多分、これ以上の金にならんからさ・・・お前がとってきた仕事だし、自己責任で負担しろって意味なんだが・・・」<br />「は？」<br />「いやまあ、お前がそういう星の下に生まれたのは仕方ないとして、それを手伝うのに折半ってのもありえないしな。5万認めてやっただけ俺は優しいと自分でも思うんだが、どうよ？」<br />「いや、そうじゃなく・・・」<br />「まあ、苦労して泣くのもお前だし、そこはいいんだが俺も同じ目にあうのはいただけんしな、仕方ないから手伝ってやるからさっさとよこせ」<br />「えっと、あの、樹さん？」<br />「まったく・・・どうせならもうちっと面白おかしいものに首突っ込めばいいのに、どうしてこうも厄介なものばかり拾ってくるんだか。これは一種の才能だな」<br />「あの～・・・もしも～し？」<br />「なんだ？」<br />「もうちょっと詳しく説明をお願いできれば、と」<br />「断る」<br />「ちょっとまてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ！」<br />　そう、不本意ながら倫太郎には自分で自覚している才能がある。それは“結果として後日笑うしかないという事件を拾ってくる”という才能である。一般には“地雷を踏んで無傷でいる才能”ともいう。樹に言わせると“自分で掘った穴に飛び込んで自分で埋まる才能”というのだが。<br />　今回もそれなのか、と思った瞬間、背筋を冷たい汗が伝っていく。こめかみからも流れているかも知れない。<br />　そんな倫太郎の様子を尻目に、樹はソファについている引き出しからワインボトルを取り出す。それを器用にソムリエナイフで開封すると、そのまま半分ほど一気に干して、呆れたように呟いた。<br />「いいかいマイボーイ、よくお聞き？」<br />「はい、パパ」<br />　ここは「はい、先生」とか「はい、兄さん」とかでもOKだ。<br />「ここに来る時点でまともな仕事にならないっていう自覚はあるね？」<br />「うん」<br />　それも事実なので素直に頷く。<br />「じゃあ、全部前金で取らなかったお前のミスだ、諦めてさっさとよこせ」<br />「なんでじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ！」<br />「単なる人探しで終わると思っとんのかこのボケが！」<br />　思わず叫ぶ倫太郎に怒鳴り返す樹。<br />　あう、という感じで言葉を飲み込む倫太郎に対しての説教が始まる。<br />「引き受けちまったもんは仕方がねえが、こんなもん単なる行方不明捜索で絶対終わらねぇぞ。だいたい、依頼人が最後まで生きてる保障もねえケースだ。まったく・・・これ以上グダグダいうなら、今回はお前ひとりでやれ、死んでも知らんがな」<br />「うや、法治国家日本なわけだし、そんな事ばっかり続くはずもないでしょ、普通・・・」<br />　冷や汗をかきながらぼそぼそと抵抗する倫太郎にジト目で答える樹。<br />「そう思うならまあいいさ・・・じゃあ、とりあえずやれるとこまでやってみな。とりあえず俺は手を引くぞ、あとはまあ、がんばれ。生きていたらまた会おう」<br />　ワインボトルをぶら下げたまま部屋に戻った樹を呆然と見つめながら、倫太郎は考えていた。<br /><br />　今回も多分、最後に笑うしかない悲劇なんだろうな、と・・・ ]]>
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<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2009-03-23T09:08:55+09:00</dc:date>
<dc:creator>財津/カイ（ところにより&amp;quot;Ｅ”や“Ｋ”とも）</dc:creator>
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<title>ぼやき</title>
<description> なんで小説をアップしようとするといつも邪魔が入るのか・・・気分が乗らないとブログを書く気にもならないというのになぁ・・・
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<![CDATA[ なんで小説をアップしようとするといつも邪魔が入るのか・・・<br /><br />気分が乗らないとブログを書く気にもならないというのになぁ・・・ ]]>
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<dc:subject>その他</dc:subject>
<dc:date>2009-03-23T07:50:46+09:00</dc:date>
<dc:creator>財津/カイ（ところにより&amp;quot;Ｅ”や“Ｋ”とも）</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>登場人物（レギュラー）</title>
<description> ・鷹津倫太郎（たかつ　りんたろう）２９歳・日本人身長175ｃｍ、体重62ｋｇ短めに刈った髪と浅黒い肌で、美男子とまではいえないが、面長で人好きのする笑顔の持ち主。紆余曲折の後、小笠原樹と探偵事務所を設立、現在に至る。樹と出会ったきっかけ等については後日語られることもあるだろう。料理が得意で数ヶ国語を操り、合気道や日舞に茶道までこなすという彼がどうしてこうなり、また今もこうしているのかも、後日語られるに
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<![CDATA[ ・鷹津倫太郎（たかつ　りんたろう）<br />２９歳・日本人<br />身長175ｃｍ、体重62ｋｇ<br /><br />短めに刈った髪と浅黒い肌で、美男子とまではいえないが、面長で人好きのする笑顔の持ち主。<br />紆余曲折の後、小笠原樹と探偵事務所を設立、現在に至る。<br />樹と出会ったきっかけ等については後日語られることもあるだろう。<br />料理が得意で数ヶ国語を操り、合気道や日舞に茶道までこなすという彼がどうしてこうなり、また今もこうしているのかも、後日語られるに違いない。<br />本作品の主人公にして“生きる特異点”である。<br /><br /><br />・小笠原樹（おがさわら　いつき）<br />３６歳・日本人<br />身長170ｃｍ、体重58ｋｇ<br /><br />オールバックに眼鏡、白い肌で、玄人好みといわれる部類の顔立ちの持ち主。<br />倫太郎が彼と出会った事件そのものが、割とありえないものではあるのだが、それについては本作では語られない。これについて語られるのは「現在製作中のビジュアルノベルADVゲーム（同人」での予定である。<br />なんでも一人でこなせる程度には多芸で器用だが、欲望に忠実かつ非常に怠惰。７つの大罪を体現しているといわれる人格破綻者である。<br /><br /><br />・店長<br /><br />倫太郎がよく世話になる高架下で営業している屋台「蕎麦処・流星庵」の店長。<br />倫太郎が涙に濡れる姿がよく目撃されている。<br />というか、物語の最後はこの店で〆られるというお約束になっているのでここでご紹介となった。<br /><br /><br /><br />あとは随時増えていきますが、レギュラーなのでそう増えない可能性はあります。 ]]>
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<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2009-03-15T08:17:51+09:00</dc:date>
<dc:creator>財津/カイ（ところにより&amp;quot;Ｅ”や“Ｋ”とも）</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>序章もしくは冒頭～非日常はいつもここからはじまる～</title>
<description> 　男は目を閉じて、深く吸い込んだ煙をゆっくりと吐き出した。　香辛料の刺激的で、それでいて甘い香りが煙と共に部屋をゆったりと漂う。　男が座るのは古ぼけたスチールの椅子。男が肘をついているのはいささか歪んだスチールの机。　その眼前には見た目を誤魔化すために設えたカバーをかけてある安物のソファーが3組と、みっともなくない程度に設えたガラスのテーブル、安物のガラスの灰皿にシガーセットが置いてある。　室内を
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<![CDATA[ 　男は目を閉じて、深く吸い込んだ煙をゆっくりと吐き出した。<br />　香辛料の刺激的で、それでいて甘い香りが煙と共に部屋をゆったりと漂う。<br />　男が座るのは古ぼけたスチールの椅子。男が肘をついているのはいささか歪んだスチールの机。<br />　その眼前には見た目を誤魔化すために設えたカバーをかけてある安物のソファーが3組と、みっともなくない程度に設えたガラスのテーブル、安物のガラスの灰皿にシガーセットが置いてある。<br />　室内を見渡せば、薄汚れたホワイトボードにカレンダーを貼り付けた衝立、綺麗とは言い難い壁にヤニで汚れたブラインドカーテンが見える。<br />　ホワイトボードの裏には給湯室を兼ねたキッチン。<br />　扉は全部で３つだ。玄関と自分のプライベートスペース、そしてあともうひとつ。<br />　その扉の奥からは、くぐもった女の悲鳴や嬌声が断続的に伝わってくる。<br />　その音を聞きながら、男は火の着いた煙草をゆっくりと口元に寄せ、力の限り息を吸い込み、そして吐き出す。<br />　そんな事をもう何度繰り返しただろうか。序々にその間隔は短くなっていく。<br />　そして、ついに何かを堪えきれなくなったように、その部屋の扉に向かって、親の仇でもそこにいるかのような視線を向けた。<br />「樹さん！　いい加減にしてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ！」<br />　男の叫びから少しして、その扉がゆっくりと開く。<br />　そこに立っていたのは、上半身裸の、ぱっと見１７０ほどの男だ。顔はまあ、悪くはない。どちらかといえば玄人好みといえる顔立ちだが、そこは好みもあるだろう。男の部屋だし、裸はさすがに鬱陶しいが、下さえ履いていればそれもOK。問題なのは、その片手に鎖が握られていたことと、その鎖の先に首輪で繋がれ黒い皮製のフェイスマスクとゴルフボールのようなものを加えさせられた裸の女性がいたことだろうか。<br />　当然というべきか、扉越しに聞こえていた声は、今は生々しく拡大されて、なんというか人としてありえないBGMとして部屋を満たしている。<br />　そいつは胡乱げに男を見つめると、ぱっと表情を明るくした。その雰囲気はなんというか、まるで除け者にしていた級友を『ああ、忘れてたわ』とでもいうかのような軽いもので。<br />　それにイヤな予感を覚えた男がツッコミを入れるよりも速く、そいつの口からある意味最悪の台詞が飛び出した。<br />「あー・・・悪いわるい、忘れてたわぁ・・・んじゃ、お前もまざる？」<br />「だからそういう事をいってるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ！」<br />「そ、そなの？　いや、ならいいんだけどさ・・・で、なによ？」<br />　そう、いつもこうなのだ。何度言っても聞きやしない。こいつとの腐れ縁が切れるなら神でも悪魔でもなんでもいい、取引してくれといつも思う。<br />　突発的な頭痛（多分叫んで軽い酸欠になったからなのもあるが）に痛み出したこめかみを揉み解しつつ、溜息と共にぼそりと告げる。<br />「だから、そういうのは俺が居ない時にしてくれって、いつもいってるでしょうが・・・」<br />　割と視線を受け止めるのがつらいレベルのジト目と共に告げる男だが、これもいつもの事だ。恐らくコイツは気にも留めていないだろう。この後のやり取りもいつもの事で、その決着まで手に取るようにわかる自分が、男はたまらなく大好きだった。思わず首を括りたくなる程度には。<br />　そしてそいつは、予想に違わない台詞を吐いた。<br />「あ、そっか・・・お前Mだっけ？　でも女王様は知り合いはいるが俺の趣味じゃ・・・」<br />「ちげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ!!」<br />「あ、そっちじゃなくて？　んじゃ知ってる人妻でも呼ぶ？」<br />「だからそうじゃねえっつってんだろうが！　いい加減人の話を・・・」<br />「そっちでもねえのか・・・こういうとなんだが、ロリやショタはお勧めできんぞ？　男がいいってんならまあ、止めないけどさぁ・・・」<br />　そうなのだ、こいつは判っていてこういうことを言うヤツなのだ。証拠に見てみろ、あのひん曲がった口元と今にも爆笑したそうなあの目元を。<br />　がんばれ俺、まけるな俺、ここは耐えるんだ俺！<br />「俺の趣味嗜好はこの際置いとけ！　いや、俺の名誉の為に言うが、ロリショタやそっちの趣味はないぞ。Mかなとは思わなくもないし人妻も好きかと聞かれれば大好きだが、俺だって普通の恋愛だってしてみたいんだよ！」<br />「・・・・・・・・・あっそ」<br />　興味なさげに心からの叫びをあっさりと流され、思わず歯を食いしばる。<br />「で、なによ？　部屋の中にふたり程、ピストン機にかけたまま放置してんで、放置しとくと割とやばめなんだけど・・・長話になるか？　だったらそのままにしとくけど・・・」<br />「いいから止めてこっちにきやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ!!」<br />　男の絶叫とともに、扉は音も無く閉じた。<br /><br />　それから30分後、再び問題の扉が開く。<br />　そこの主であるアイツ―――小笠原樹という―――は、Tシャツにスーツという姿で出てきた。普段は眼鏡を常用しており、髪をあげてまとめている。どうみてもカタギに見えない男である。<br />　樹はのんびりとソファに陣取ると、懐からシガーケースを取り出して火をつける。国産では高級品と言われていた一品だ。<br />「で、何かそんなに叫ぶような事でもあったか？」<br />　確かに、用事があった訳だが、ついでにいうと答えも判っているのだが、それでも人として譲れないという思いから男は質問をすることにする。<br />「その前になんだが・・・部屋の中はどうなっている」<br />「ん？　どうでもいい用事だったら戻るから、ギャグ（口腔拘束具）かまして動けないようにしてバイブ突っ込んで放置してあるけど？」<br />　どうでもいい用事とは、あくまでコイツにとってなのだというのも一瞬で理解できてしまった自分がたまらなく愛しくなる。<br />　つまりはこの小笠原樹という男、仕事の相方としては望むべくもなく有能であるにも関わらず、それ以外では絶対にお付き合いをしたくない人格破綻者なのだ。<br />「人として言いたい事は色々あるが、とりあえず置いておく・・・」<br />「うむ、お前にそう言われるのは人として心外極まりないんだが、とりあえず聞いてやる」<br />「・・・・・・まて、今聞き捨てならない事をいわなかったか？」<br />「どこがだ？　その半生だけで長期連載型ギャグマンガの主人公が張れるお前に言われるとは心外だと言っているだけだ」<br />「それこそ、その半生でアクションものから伝奇もの、果ては鬼畜系エロゲまで可能なアンタにいわれたくないわっ！」<br />「なんつう無礼な・・・」<br />「こっちの台詞だ！」<br />　樹は「しょうがねえなぁ・・・」とでも言いたげな素振で、懐からステンレス製の小さなボトルを取り出し、それをゆっくりと傾ける。<br />「まあ、そっちは気にしても俺の趣味嗜好が治るわけでもないから気にするな。で？」<br />　ぬぐぐぐぐぐぐ、という声が聞こえてきそうなくらいに歯を食いしばっていた男だが、相手に促されて自分を取り戻す。<br />「アンタが人として終わっているのはまあいいとして。本題に入ろう」<br />「その売られた分の喧嘩は後で利子付きで取り立てる」<br />「本題に入ろう！　てことで今回の依頼なんだが・・・」<br /><br />　この、色々な意味で幸の薄そうなこの男、名を鷹津倫太郎という。<br />　そしてここは共同経営者・小笠原樹と倫太郎の城でもある“R・T・I・O探偵事務所”。<br />　仕事としては、迷子の子猫探しから浮気調査まで、ということもやりはするのだが。<br />　その本当の顔は、もう世間の常識ではどうにもならなくなったような事柄を取り扱うのを本分とする、一風変わった事務所なのである。<br /><br />　この物語は、鷹津倫太郎が出会った人々とそれに纏わる様々な事象を綴った、喜劇と笑劇、そして悲劇の物語である。 ]]>
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<dc:date>2009-03-15T07:48:06+09:00</dc:date>
<dc:creator>財津/カイ（ところにより&amp;quot;Ｅ”や“Ｋ”とも）</dc:creator>
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<title>最初にお断りを</title>
<description> 個人事情によりまずはこの作品を、個人ブログでの先行にて発表します。予定連載期間は7日程。また、事前にお断りしておきますが、プロが文庫等のカタチで発表するものと水準は大きく異なります。一言で言えば、およそ満足して読めるだけの表現力や文章力はないものとお考えください。尚、この作品に登場する人物・団体等は全て架空のものです。そこの部分はお履き違えのないよう願います。もし特定名称にあたって表記に問題のある
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<![CDATA[ 個人事情によりまずはこの作品を、個人ブログでの先行にて発表します。<br /><br />予定連載期間は7日程。<br /><br />また、事前にお断りしておきますが、プロが文庫等のカタチで発表するものと水準は大きく異なります。<br />一言で言えば、およそ満足して読めるだけの表現力や文章力はないものとお考えください。<br /><br />尚、この作品に登場する人物・団体等は全て架空のものです。そこの部分はお履き違えのないよう願います。もし特定名称にあたって表記に問題のある部分がございましたら、その旨ご連絡願います。正当と判断できた場合は即時修正を行わせていただきます。<br />同様に、この作品は20歳未満の未成年が視読する事を前提として書かれてはおりません。性的・倫理的・社会的に過激かつ残酷、そして不愉快と思われる描写が登場するかと思います。その点にもご留意願い、不愉快と判断される向きには最初から視読ならさぬよう警告致します。<br />そして、この作品を視読した後に、それらを実行に移すような方がおられましても、当方に道義的責任はないものと判断させていただきます。この作品はあくまで架空のものであり、それを視読する方に犯罪行為その他の社会的に不徳・不道徳とされる一切の行為を斡旋・容認・擁護するものではありません。そういった正常な判断力をお持ちの方が視読されている、という前提のもと公開させていただくものです。<br /><br />最後に、作品の傾向上、差別用語にあたる表現が多数存在します。<br />著者である私は、それらの差別という風潮を擁護するものではない、とお考えください。ただし、完全な否定も致しません。<br /><br /><br /><br />それでは、わずかなりとも拙作をお楽しみあれ。 ]]>
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<dc:subject>小説</dc:subject>
<dc:date>2009-03-15T06:29:46+09:00</dc:date>
<dc:creator>財津/カイ（ところにより&amp;quot;Ｅ”や“Ｋ”とも）</dc:creator>
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